ポーランドの動物園ではゾウのストレスを緩和するためにCBDオイルが試験的に投与され、ニュースにもなりました。(リンク)
この記事ではペットにCBDオイルを与えるメリットや海外で実際にあった事例を紹介します。
ポーランドのゾウ
この記事の冒頭で紹介したポーランドの動物園では4匹のゾウが飼育されていました。
しかし群れのリーダーだった最年長のゾウが死亡したことにより、他のゾウ達にストレスの兆候がみられるようになりました。
そこでこの動物園ではエサに高濃度のCBDオイルを混ぜ、ゾウにCBDを投与することにしました。
ゾウのストレスに対して効果的なのか、どうかはゾウのフンや唾液に含まれるコルチゾール(ストレスホルモン)のレベルなどを計測して調査するみたいです。
実際の研究成果が出るまでには2年にわたる研究が必要だと研究者は発言しています。
犬への投与
てんかんへの投与
人間においても難治性てんかんに有効なエピディオレックスというCBD由来の製剤が作られたりしていて、てんかんの治療に期待されているCBDですが、犬にも効果的かもしれません。
コロラド州立大学のVeterinary Teaching Hospitalの臨床試験ではCBDを摂取した犬のうち89%の犬がてんかん発作の改善が認められたそうです。
変形性関節症への投与
変形性関節症の犬にも投与した実験があるのですが、その実験でも犬の痛みの緩和が確認されたみたいです。
これは自分の勝手な推測なんですが、これは変形性関節症じゃなくても、なんらかの慢性的な痛みに苦しむ犬にも効果があるんじゃないでしょうか?
実際に痛みを和らげるためにCBDを使用している人も多いです。
犬におけるCBDの摂取量
ペットに対する医療用大麻研究の先駆け的存在であるアメリカの獣医師のロバートJ.シルバー博士が勧める投与量を紹介します。
基本的にペットも人間と同じで低容量から始めてください。
摂取量の目安は以下の通りです。
- 低容量:体重1kgあたり0.1mgを1日2回
- 中容量:体重1kgあたり0.25mgを1日2回
- 高容量:体重1kgあたり0.5mgを1日2回
ただし、アメリカでは単位がポンドになっており、わかりやすくするために本当は1㎏=2.2ポンドのところを1kg=2ポンドで計算しています。
ポンドでの摂取量は以下の通り
- 低容量:体重1ポンドあたり0.05mg
- 中容量:体重1ポンドあたり0.125mg
- 高容量:体重1ポンドあたり0.25mg
低容量での投与の例↓
ペットの体重 | CBD投与量 |
---|---|
11kg | 最大1.25mgを1日2回 |
11〜23kg | 1.25〜2.5mgを1日 2回 |
23〜34kg | 2.5〜3.75mgを1日 2回 |
34kg以上 | 3.75 mg +を1日2回 |
まとめ
いかがだったでしょうか?
ペットのためにCBDオイルを使う時の参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。