CBDは安全性が高く、危険な副作用はないと言われていますが、軽度ですがCBDには副作用が存在します。
この記事ではWHO(世界保健機構)の見解やCBDの副作用と使用する際の注意について解説します。
WHO(世界保健機構)の見解

WHO(世界保健機構)が2017年に発表したカンナビジオール(CBD)事前審査報告書[1]では、CBDには乱用の危険性や依存性がないことが報告されています。
またCBDは忍容性(許容性)が高く、仮に副作用があったとしても軽度のものだと報告しています。
実験ではCBDを1日に1,500mg、摂取しても副作用が認められなかったという結果も出ています。[2]
CBDの不安障害に対する実験はいくつかあるんですが、どの実験も一般的な摂取量以上CBDを使用していることから、多めにCBDを摂取してもほとんど問題がないようです。
CBDの不安に対して行われた実験は以下の通り。
- 健康的な男性にCBDを400mg、カプセルで投与したところ、1時間で主観的な不安が減った[3]
- CBDを600mg投与すると、人前でのコミュニケーションの不安が減った。[4]
- 日本で行われた実験では、社会不安に悩む18〜19歳の若者にCBD300mgを毎日投与したら不安が減った。[5]
CBDの副作用
CBDは安全性が高いですが、副作用がないとは言い切れません。
CBDをてんかんの治療に用いた研究では以下のような副作用が報告されています。[1]
- 眠気
- 食欲減退
- 下痢
- 疲労
- けいれん
ただこれらの副作用は『抗てんかん剤との相互作用に関連しているかもしれない』との報告もあり、てんかんの薬を投与量を減らしたところ副作用の症状は軽減され、良好な耐性だったと報告されています。
薬との相互作用
CBDはいくつかの薬との相互作用が報告されているので、薬を服用している人は注意が必要です。
特にグレープフルーツとの飲み合わせに注意が必要な薬を服用している人は医師に相談してからCBDを使用した方がいいです。
VapeManiaさんでは医師に相談できるサービスも行っているので不安な人は一度相談してからCBDを使うようにした方がいいと思います。
CBDのデメリット

CBDには数多くのメリットがありますが逆にデメリットも存在します。
ここでは日常的にCBDを摂取してきた自分が感じているデメリットを紹介します。
値段が高い
これは多くの人が感じていることではないでしょうか?
現行の日本の法制度のもとではCBDは海外から輸入する必要があり、しかもそのCBDも日本の法律をクリアするために非常に効率の悪い方法でしかCBDを抽出できません。(茎と種のみ)
なので値段が高くなってしまうのは仕方がないんですが、日常的に使っている身としては普通のサプリメントくらい安くなってくれるといいなと思っています。
人によって効果的な摂取量が違う
CBDの効果的な摂取量には個人差があるので、自分で効果的な摂取量を探っていく必要があります。
CBDの摂取方法の基本は『少なく始めてゆっくり増やす』です。
自分で少しづつ量を増やしながら最適な摂取量を探っていく必要があるので、そこが少し面倒で普通のサプリメントと違うところかなと思います。
臨床CBDオイル研究会ではドクターによる使用症例(どんな症状にどのくらいCBDを使用したか)が載っているので、CBDの摂取量に関してはこちらも参考になると思います。
臨床CBDオイル研究会のサイトはこちら
使用する際の注意

CBDを使用する際にはいくつか注意する必要があるので解説します。
運転する前
全ての人がそうなるわけではありませんが、CBDを初めて使用する人は眠気を覚える可能性もあるので慣れるまでは運転する前は控えた方が無難です。
妊娠中や授乳中の人
妊娠中は授乳中の人はCBD製品の摂取は控えたほうが無難です。
まだエビデンスはありませんが、多くのCBD製品に妊娠中や授乳中の人のCBDの摂取は控えるようにとの注意書きがあります。
アスリート
WADA(世界ドーピング防止機構)の規約で2018年からCBDはドーピングから外されました。
なのでアスリートの使用は問題ありません。
しかしその他のカンナビノイド(CBG、CBNなど)はどういった扱いを受けるのか記載がなく、フルスペクトラムのCBDオイルには検出できないくらい微量のTHCが含まれている可能性があるので、アスリートの人はアイソレートのCBD製品を使用した方がいいです。
選ぶ際の注意

CBD製品はその特性上、選ぶ際にも注意が必要です。
オーガニック
CBDは大麻草由来の成分なので、土壌や生産方法にも注意する必要があります。
大麻草はその土壌の成分の影響を受けやすいので、できるだけ農薬使用や金属汚染のないブランドから購入した方が安全性は高いです。
成分分析表
CBDは輸入の際に、違法な成分が入っていないかどうか確認するために成分分析表の提出が求められます。
この成分分析表は商品の安全性が確認できると共に、ちゃんと記載通りにCBDが入っているか確認できるので成分分析表を公開しているブランドから購入した方がいいです。
最後に
今回はCBDの副作用やデメリット、注意点について解説してきましたがいかがだったでしょうか?
CBDには副作用やデメリットはないとは言い切れないんですが、上手に使えば生活の質を上げてくれるので選び方や使い方に気をつけながら、日々の生活にCBDを取り入れてみてはいかがでしょうか?